薬きょうをアクセサリーに 負の遺産を平和を守る力に~沓名美和さんに聞く

2018-03-06 18:52  CRI

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聞き手:王小燕、梅田謙

薬きょうをアクセサリーに 負の遺産を平和を守る力に~沓名美和さんに聞く

 今週は3月8日の「国際女性デー」にちなんで、「輝く女性」をテーマにお送りします。ゲストは、清華大学美術学院博士課程に在籍しながら、アーティストとして、またキュレーターとしても活躍中の沓名美和さんです。

 いつお会いしても、金色に輝くアクセサリーを身につけている沓名さん。そのイヤリングやネックレスには、一般のお店で見かける既製品とは異なる、何とも言えない味わいが漂っています。その由来を聞いて驚きました。かつて戦火に焼かれたカンボジアで、民家などに散乱していた薬きょうがその原材料だと言います。

 カンボジア内戦の「負の遺産」である薬きょうを溶かして、アクセサリーとして生まれ変わらせる。それを、日本を始めとする世界各国で販売し、その収益を現地の人々の暮らしに還元することで、カンボジアの発展に貢献する。沓名さんはこのような理念に基づき、5年ほど前に、カンボジア在住のイギリス人パートナーと一緒に、「REBIRTH」(リバース=再生)と題したジュエリーブランドを立ち上げています。カンボジアには貧しさから満足に学校にも行けず、就職もできない若者がいますが、REBIRTHの工房では彼らにクリエイティブな職能を身につけさせ、その自立を支援するという取り組みもしています。現在、工房のスタッフは高校生の2人兄妹。工房で2人の学費を立て替え、2人には授業のない午前か午後に工房で働いてもらっているそうです。

 ところで、現在は北京の大学に在学中の沓名さんは「自分の中の原点であるREBIRTHは、北京にいるからこそできた試みで、そこに大きな意義を感じている」と語ります。戦争の記憶が刻まれた「負の財産」を美しく「再生」させる行為は、「決して戦争を美化するためのものではない」という沓名さん、「REBIRTH」に込める強い「信念」とは何か。

 インタビューの中では、北京や中国のアートシーンに詳しい沓名さんに、お勧めの北京アートスポットも紹介して頂きました。こちらもぜひ、合わせてお聞きください。

【プロフィール】

薬きょうをアクセサリーに 負の遺産を平和を守る力に~沓名美和さんに聞く

 沓名美和(くつな・みわ)さん

 愛知県に生まれ18歳まで愛知で育つ、予備校大学と東京で過ごしその後、中沢新一さんの授業や本などからアジアの美術に興味を持ち、韓国に留学その後中国の現代美術に興味を持ち中国へ。

 現代美術artist であり、近年はキュレーションも手がけている、東アジア地域の現代美術について、近代・現代工芸•民芸•美術と民族性などについて、広く勉強し執筆•製作活動を行う。

 2007.3 多摩美術大学 工芸学科 美術学部 卒業

 2009.8 韓国弘益(ホンイク)大学 東洋画学科 大学院 卒業

 2011.3 中国中央美術学院 実験芸術学科 博士課程 入学

 2013.3 中国清華大学 美術学院入学 雕刻学科博士課程 入学

 "REBIRTH"公式サイト http://rebirth-studio.com

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王巍