青少年交流推進年 心に種を蒔いた夏

2019-08-26 14:07  CRI

 夏休みも終盤です。「中日青少年交流推進年」の今年の夏は、中日の間で多くの青少年による相互訪問が行われました。

 8月20日、「2019年度日本高校生訪中団」の36名がCRIを訪れました。これは政府間交流事業の一環で、「5年間で青少年3万人の相互訪問を」という両国間の取り決めに基づいた取り組みの一つです。36名の中には初訪中の人が多く、「昨夜食べた北京ダックがとても美味しかった」、「中国の伝統や、日本と違った『空気』を感じた」という初々しい感想もあれば、「中国社会の変化を目の当たりにして、中国語学習への意欲が高まった。小さな力でも日中の架け橋になれたら」と意気込む団員もいました。

 「自分の目で中国を見て、人と人とのつながりを経験してほしい」という団長・山西廣司さん(日中国際交流協会理事)の期待通り、参加者一人ひとりにとって収穫の多い旅になったようです。

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8月20日、CRIを訪れた「2019年度日本高校生訪中団」

 さて、同じく「中日青少年交流推進年」の認定事業として、富山県氷見市でも交流イベントが行われました。この「少子高齢化社会の未来を考える新たな日中青少年交流」と題された親子交流会に、神奈川県在住のCRI日本語放送リスナーで元小学校教師の大井みちさんがボランティアとして参加したということで、メールで様子を紹介してくれました。

 大井さんたちが迎えたのは、上海市や浙江省寧海県などからの4歳~14歳の子ども11名と大人12名の一行です。7月14日から19日まで6日間の滞在で、富山県氷見市と東京都への訪問が行われました。交流プログラムのメインとなった氷見市では、地元小学校での記念植樹、富山湾でのゴミ拾い、古民家でのカレー作り、氷見祇園祭の見学など、豊富な体験が用意されました。大井さんのメールには、訪問初日に氷見市で開かれた歓迎会の記念写真が添付されていました。子どもたちのまぶしい笑顔が印象的です。

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訪問初日に富山県氷見市で開かれた歓迎会 子どもたちは紙飛行機やけん玉で交流した

 ところで、なぜ氷見と上海、そして寧海県なのでしょうか。その答えは、これらの町を絆でつなぐキーパーソン、山森一男さん(85歳)の存在にあります。氷見出身の山森さんは20年以上前から寧海や上海での投資活動を続けてきた企業家です。今回は、中国から参加した11人の子どもたちの「おじいちゃん」として行動を共にしました。

 日本での楽しい時間を一緒に過ごした「おじいちゃん」宛に、子どもたちは手紙を書きました。カラフルな絵とメッセージ、そこには好奇心いっぱいの質問もたくさん添えられていました。

 「おじいちゃんも、サッカーが好きですか?」

 「おじいちゃんも、昔はイタズラっ子でしたか?」

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子どもたちからの山森さん宛の手紙

 14歳の李可遇さんは、しっかりとした達筆な文字で次のように書きました。

 「私にとって2回目の訪日でした。観光地だけだった1回目とは違い、今回は日本を深く知ることができました。日本の高齢者福祉施設には、ピアノもあり、ジムもあり、老後の人生を楽しむための工夫があります。お年寄りが時間の潰し方を考えるのではなく、充実した日々を送れるように、私も中国の高齢者ケア事業に役立ちたいと思うようになりました」

 実に興味深い内容ではないでしょうか。日本の子どもだけでなく、日本の高齢者との交流もまた、中国の若者の心に火を点けたようです。

 李さんも手紙で書いていた「日本を深く知る」活動を支えたのは、現地の受け入れ側やボランティアのスタッフたちによる丁寧な下見や準備活動でした。「中国からの小さなゲストを喜ばせたい」という一心で用意された各プログラムは、中国からの訪日観光客が800万人台を超えた今だからこそ求められる一段掘り下げたアットホームな交流の機会を生みました。

图片默认标题_fororder_富山湾でのごみ拾い1

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富山湾でのゴミ拾い活動は熱心な子どもたちの力であっという間に終わったという

 準備活動の現場では、通信技術の進歩が交流のあり方に変化をもたらしました。中国の主流SNSアプリであるWeChat(微信)を利用することで、文字、音声、写真、動画を瞬時に送受信できたのはもちろんのこと、同アプリが備える自動翻訳機能が事前連絡で大いに活用したそうです。

 さて、ボランティア活動を終えた大井さんは、もう次の計画を考えているそうです。それは、中国の子どもたちとの再会を目指すこと。「それまでには、中国語で話ができるようになりたい」と語ります。心に火を点けられたのは子どもたちだけではなかったようですね。

 この夏、中日両国の様々な場所で、子どもたちの心に友好の種が蒔かれました。未来の両国関係を担う皆さんには、その種を、時間をかけてゆっくりと、しっかりと育んでいってほしいと願います。(文:王小燕、写真提供:孫毅氷)

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